ORC第5戦
2005/08/21
天候:晴れのち雷雨
気温:33℃

540クラスリザルトORCクラスリザルト
23tクラスリザルトGPクラスリザルト



シーズン折り返しの第5戦が開催された。参加者は総勢21名。当日は早朝より快晴で、参加者が熱中症を引起す程暑い日ざしが照りつけたが最後のクラスの決勝時突然の雷雨に見舞われてしまい、そのクラスは決勝を中断した。
今回から新クラス、ORCクラスが始まる。このクラスはヨコモPROSTOCKII27tモーターとライドST−1、2タイヤを使用するもので、フルコースを使い競われる。過激化した23tによるレースではなかなか楽しめないとの声も良く聞くようになり、十分な速さを持つモーターでかつ速過ぎず扱いやすいモーターである27tと安くて必要十分なグリップを有するライドST−1、2タイヤを使用することで誰にでもローコストで気軽に楽しんでいただけるクラスになった。

540クラス予選
540クラスは10名がエントリー。うち伊勢屋貴史選手、曽根政弘選手、中野進選手、鹿野健一選手、鹿野司選手の計5名の方がORCレース初挑戦。
初参加の伊勢屋貴史選手と540クラス初参戦のGPクラスで活躍中の大友友則選手のトップ争いがヒートアップ。2ラウンド目でともに20週に入れる好ペースでレースを進める。ギリギリの攻防の中、バックマーカーの処理でベテランのテクニックを見せた伊勢屋貴史選手が2位の大友友則選手を10秒あまり引き離しPPを獲得。3位には第1戦、2戦で3位を獲得している後藤直行選手が入り決勝では高レベルな争いが予想された。なお過去3戦連続優勝中の中鉢和良選手は予選に間に合わずBメイン最下位からのスタートが確定した。

GPクラス予選
GPクラスも過去最多13名のエントリー。うち三浦和栄選手、中野進選手、高橋潤A選手、草野宏太選手、草野真也選手、佐々木善幸選手の計6名が初参加。
予選9位まで15周以上というハイレベルな争いの中、大方の予想通り大友友則選手と中鉢和良選手のPP争いとなる。2人とも16周に入れるが、タッチの差で大友選手がPPを獲得。初出場の三浦和栄選手、中野進選手、高橋潤A選手が大健闘を見せAメインに進出した。

23tクラス予選
23tクラスには2名がエントリー。
遠藤亮選手に対しORCレース初参戦の中鉢伸雄選手が付いていけるかが見所であったが、540クラスのマシンに23tモーターを載せただけでセットを出していない中鉢伸雄選手はクラッシュを多発。
ついには2ラウンドともゴールのコールを受けることはなかった。一方 遠藤亮選手は安定した速いラップを刻み続け2ラウンドとも15周に入れる。
PPは遠藤亮選手、中鉢伸雄選手は決勝での巻き返しが期待された。

ORCクラス予選
初開催のORCクラスにはダブルエントリーの伊勢屋貴史選手、トリプルエントリーの鈴木秀明選手の2名がエントリー。
ストレートスピードがほぼ同じで付かず離れずのPP争いを展開する。
体力的に厳しい鈴木秀明選手の小さなミスが決定打となり、僅差で伊勢屋貴史選手が540クラスに続きPPを獲得した。

540クラス決勝
Bメイン
予選ノータイムで最下位からスタートした中鉢和良選手が1周目で3位、2周目で2位、3周目であっという間に1位とポジションを上げ、後続をぐんぐん突き放しに掛かる。白熱したのは勝ち上がりの掛かった2位争い。鹿野健一選手、鹿野司選手の親子対決。2分過ぎに2位に上がった息子の鹿野司選手であったが、残り40秒のコーナー進入で膨らんでしまう。そこをサクッと刺し父親の鹿野健一選手が2位になりそのままタイムアップ。中鉢和良選手と鹿野健一選手がAメイン勝ち上がりを決めた。レース後、息子の鹿野司選手は「親孝行のためにわざと抜かせたんですよ」とこっそり教えてくれた。すばらしい。

Aメイン
Bメイントップの中鉢和良選手がAメインでどこまで順位を上げれるか注目を集めたAメイン。1周して帰ってくると既に5番手まで順位を上げている。次の周で4番手、また次の周で3番手と抜群の速さと上手さで着々と順位を上げていく。1分を過ぎた頃には2番手を走っている大友友則選手に襲い掛かり、残すところはトップを独走する伊勢屋貴史選手だけとなる。電池の初期パンチを序盤のオーバーテイクに使ったはずであるが伊勢屋貴史選手との間隔は徐々に詰まり始める。残り2分というところで伊勢屋貴史選手の背後まで追いつき、伊勢屋貴史選手と中鉢和良選手のバトルが開始された。インからアウトから隙を伺う中鉢和良選手、それに対応してラインを潰す伊勢屋貴史選手と息を付く間を与えぬバトルを展開。ついにアウトからインにラインをクロスさせ、最終コーナーをトップで駆け上がった中鉢和良選手が残り1分も安定した速さを見せ勝利した。2位には初参加ながらレースを盛り上げてくれた伊勢屋貴史選手。レース中盤からの白熱した3位争いを征して鈴木秀明選手が貴重な16ポイントを獲得した。

GPクラス決勝
Bメイン
波乱のオープニングラップを上手くすり抜けトップで帰ってきたのは4位スタートの高橋潤選手だった。その後全車をラップする安定した走りでAメイン勝ち上がりを決める。
白熱したのはGPクラスも2位争い。GPクラス最年少参加者、岩手からの兄弟で遠征の草野真也選手が2位を走っていたが7分過ぎ、予選はマシントラブルでBメイン7位スタートに沈んだ鈴木秀明選手に捕まってしまう。善戦するのだがシリーズ目下2位で1ポイントでも多く獲得しておきたい鈴木秀明選手についに抜かれてしまう。結果、勝ち上がったのは高橋潤選手と鈴木秀明選手となり、Bメイン1位スタートだった斉田信治選手は序盤のトラブルに泣きBメイン敗退となった。



Aメイン
シリーズポイントの拮抗するGPクラス、大方の予想通り大友友則選手と中鉢和良選手の一騎打ちとなった。レース序盤2台は早くもバトルモード。先行する大友友則選手を必死に突つき中鉢和良選手が2周目にトップに踊り出る。しかし直後の6周目に再び大友友則選手に抜き返されてしまう。再度抜き返すチャンスを伺う中鉢和良選手であったが実に安定した走りを見せる大友友則選手にはどうしても届かない。逆に若干ストレートが伸びる大友友則選手に差を空けられてしまう。1回目の給油が終わりレースの落ち着き始めた12分過ぎ。大友友則選手が痛恨のミス!バックストレートへの立ち上がりで外壁に当て左フロントサスを破損させてしまう。マシンの復旧に5分を要しトップ争いから脱落、5位でコース復帰を果たす。俄然楽になった中鉢和良選手は危なげなくトップチェッカーを受ける。2位以下にはトラブルが続くが一発の速さを見せた板林美弘選手が嬉しい2位に、初参加ながら4stサウンドを轟かせながらコース攻略に成功した高橋潤A選手が3位となった。


23tクラス決勝
予選ではまともに走ることができず遠藤亮選手に寂しい思いをさせた中鉢伸雄選手はマシンをチェンジし決勝に望むことにした。スタート直後のバックストレートでトップに立ったのは中鉢伸雄選手。その後、徐々に走行感を掴んできてファステストを連発する。が、、、5秒ほど遠藤亮選手を引き離した3分近くに中鉢伸雄選手のマシンが突如スピン&ストップ。タイヤがコロコロと転がっている。ナットの締め込み不足が原因のタイヤ脱落であった。特殊なホイルを使用しているためマシンのコース復帰に2分を要しジ.エンド。大きなミスもなく、クレーバーに走りきった遠藤亮選手が優勝した。

ORCクラス決勝
予選ではほぼ互角の速さを見せた伊勢屋貴史選手と鈴木秀明選手の2台なだけに白熱したレースが展開されると予想された。しかし、2分過ぎに突如大粒の雨を伴い、雷鳴が近づいてきた。
残念ながらここでレース終了。この時点でトップを走っていた伊勢屋貴史選手が初めてのORCクラス覇者となった。

各クラストップ賞 一日走行券/タイヤ計4組

抽選会
プロトフォーム社製ボディ各種系 計4枚
ライドクールエアインテーク 2個
各社タイヤ 計4組
4本組みディッシュホイル 4組
鬼の庄お食事券 1枚
目の湯入浴券 1枚
一日走行券 4枚


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