ORC第1戦
2006/4/30
天候:晴れのち雨
気温:20℃

540クラスリザルトORCクラスリザルト
23tクラスリザルトGPクラスリザルト


待ちに待った2006シーズンの開幕戦が4/30(日)に行われた。
GW中ということもあり県内はもとより秋田、岩手、山形県からも参加していただき総勢30名、32エントリーのグリーンシーズンを心待ちにしていた方にお出で頂いた。
コースレイアウトは昨年より大きな変更はないが、レギュレーションはより参加者が楽しめるようにと変更を行っている。540クラスではタミヤグランプリ準拠のレギュレーションとし樹脂シャーシは今まで通りのギヤ比だが板カーボンシャーシは6.7以上とした。これは板シャーシは重量を軽く仕上げることが可能であること、入門者用シャーシのほとんどが樹脂製シャーシである事を勘案し、入門者でも楽しめるレースにするための変更である。またタミヤグランプリに習い予選2分x2回、決勝4分x2回のベストラウンド方式となっためバッテリーに要求されるスペックも低くなっている。ORCクラス、23tクラスも予選5分x1回、決勝8分x2回に変更。より走る時間を長く取れるようにした。GPクラスではタイヤによる走行特性の差を埋めるためスポンジタイヤ装着車のフロント、センターワンウェイの装着を禁止した。しかし当日は時折強い日差しが照りつけていたが天気予報が的中し15時より1的に雨が降り決勝の途中で終了してしまったが各クラスとも激しく熱いバトルが繰り広げられた。
そしてレース終了後の表彰式、景品争奪ジャンケン大会も4L燃料、バッテリー、ボディ、タイヤなどなど全員に行き渡るように景品を準備、大変に盛り上がった。
また当日は河北新報より取材があり、レースの模様を記録していった。


540クラス予選
540クラスは12名がエントリー。清野誠選手、畑中俊昭選手、大関貴也選手、三浦暢選手、高橋輝和選手、鈴木力選手がORCレース初出場。
2分周回レース、ベストラウンド方式で行われる予選はレギュレーション変更が効いたのか9周台に6人入る大激戦。昨年度シリーズ3位の熊谷直人選手が黄色くてちっちゃいM03シャーシを駆り1ラウンド目をトップで折り返すと2ラウンド目、熟成したTT01Rで逆転を狙う後藤直行選手が猛チャージ。しかしコンマ5秒届かず予選2位に。結果熊谷直人選手がPPを獲得。逆グリットスタートの2ラウンド目で挽回した近藤浩二選手が3番手につける。ORCレース初参加でありながら2ラウンドとも9周に入れた清野誠選手、畑中俊昭選手など、決勝でも大激戦が予想された。

23tクラス予選
23tクラスには3名がエントリー。庄司良弘選手が初出場。
ORCレース初参戦の庄司良弘選手が好走を見せる。初めて走るコースではあるが攻略ポイントであるストレートエンドシケインをコンパクトにまとめコンスタントにラップを刻んでくる。結果全車を2ラップ以上しPPを獲得。佐藤正人選手も無理をしないクレーバーな走りで2番手につける。無理が大好きな中鉢伸雄選手は車を壊しリタイヤに終わっている。

ORCクラス予選
ORCクラスには5名がエントリー。指定27tモーター、指定タイヤで競われるORCクラスは混戦模様。
前年度シリーズチャンプである鈴木秀明選手は前日からのセッティングが功を成し安定して速いラップを刻む。結果ただ一人15周してPPを獲得。2番手争いは熾烈で3人が14周の中にひしめく。ORCサーキットを知り尽くした斉木力選手が2分過ぎに2位に上がると後続を押さえきりゴール。3番手争いは、冬場のカーペットレース修行で実力を上げた米木宏聡選手と久々のORCレース出場の久保田浩二選手。2度3度と順位を入れ替えポジションを競うが4分前に久保田浩二選手が3位になるとそのままゴールする。タイヤのグリップ感に戸惑いながらの走行となった畑中俊昭選手は5番手となった。

GPクラス予選
GPクラスは16名のエントリー。狩野和之選手が初出場。全員がラバータイヤでの参加となった。
昨年のレコードラップ保持者でシリーズ2位の大友友則選手がやはり速い。1ラウンド目から全開で攻める。黄砂の影響が残るコース状況の中17秒台に突入させただ一人17周して貫禄のPPゲット。後続は大混戦。16周台に3名、15周台に5台と接戦だ。そんな中2ラウンドとも16周した斉田信治選手が2番手に、僅差で3番手につけたのは中野進選手。残るAメインシードは鈴木秀明選手。予選上位に残るには16周が目処になりそうだ。他の選手はAメイン勝ちあがりの4つのグリットを賭けBメインからのスタートとなる。

540クラス決勝
メイン分けはしてあるが2ラウンドのうちのベストラウンドにて順位を決する方式に改められた決勝。つまりBメインからでもクラス優勝を決めることが出来る。が、早い組に入ればバックマーカー処理の回数が減りより優位にレースを展開できるのは言うまでもない。
ラウンド1Bメイン
スタートでか3位からジャンプアップした初出場のら高橋輝和選手であったがショートカットラップをそのまま走ってしまい、再度3位に戻ってしまう。ORCのレースではショートカットした周はカウントしないのでショートカットしてしまった場合ショートカットした場所に戻ってレースを再開しなければならない。2番手に返り咲いた鈴木力選手にもトラブルが発生。残り1分というところでリタイヤとなってしまう。トップを行くこちらも初出場の三浦暢選手は一気に楽になっりそのままゴール。2位には佐藤和義選手、3位には最年少参加の中鉢響選手が入った。
ラウンド1Aメイン
きれいに決まったスタート、実力、マシンの性能とも切迫しているのであろう。オープニングラップからテールtoノーズの激しいバトルが随所で繰り広げられる。オープニングラップを制したのはPPの熊谷直人選手であったが2周目の540コーナーで小さなミス。このミスを見逃さず後藤直行選手がトップを奪取するとリードをじりじりと広げ始める。しかし2分を経過したところで後藤直行選手もミス!再度熊谷直人選手がトップに返り咲く。しかしラップタイムでは後藤直行選手に分があるのか、ぴったりと熊谷直人選手の背後に着けプレッシャーを与え続ける。このままゴールかと思われた4分前のラップに熊谷直人選手がほんの僅かなミスを犯すと待ってましたとばかりに後藤直行選手がインに飛び込みオーバーテイク。そのままクラス優勝を決めた。2位には惜しくも優勝を逃した熊谷直人選手。3位には終始安定したレース運びをした近藤浩二選手が入った。
ラウンド2
ラウンド2は降雨のためキャンセル。ラウンド1の結果がリザルトとなった。


ORCクラス決勝
ラウンド1
予選での速さは決勝でもそのまま維持されていた。鈴木秀明選手はオープニングラップから後続のミスでに4秒の差を付けるとそのまま全車をラップする完璧なレース運び。ポールtoウィンを決めた。一方、2番手争いは熾烈だ。久保田浩二選手はオープニングラップ、トップを追う焦りからかショートカットしてしまいポジションを落としてしまう。斉木力選手とオープニングラップでジャンプアップした畑中俊昭選手はコンマ5秒以内でつかず離れずのマッチレースを展開。4分過ぎ、斉木力選手の僅かなミスを見逃さなかった畑中俊昭選手が2位にポジションを上げるとそのままゴール。ORCレース初参加ということを考えるとすばらしい結果だ。3位は4番手米木広聡選手の猛追からポジションを守った斉木力選手が入った。
ラウンド2
ラウンド2は降雨のためキャンセル。ラウンド1の結果がリザルトとなった。

23tクラス決勝
予選で圧倒的な安定感を見せていた庄司良弘選手がスタートから抜け出す。モーターだけは回っている中鉢伸雄選手がオープニングラップで2位に上がると、2〜3秒後ろから追跡を始める。しかし中鉢伸雄選手はミスを多発。その間隔を詰めることが出来ない。結果ストレートエンドシケインのトラップに自ら嵌りリタイヤとなる。一気に楽になった庄司良弘選手は佐藤正人選手をラップし優勝を決める。佐藤正人選手もミスの少ない走りで走りきり2位でチェッカーを受けた。

GPクラス決勝
Bメイン
Aメインへの勝ち上がり4つの座を競うBメイン。スタートで佐々木明選手のマシンがまさかのエンジンストール。一気にポジションを落としてしまう。波乱の幕開けとなったBメインはポジションが目まぐるしく変わるレースとなった。佐々木明選手の変わりにトップに立った高橋潤選手であったが狩野和之選手にトップを奪われると3位までポジションを落としてしまう。狩野和之選手もトップの座を守ることが出来ずにGPクラス最年少の草野真也選手に抜かれてしまう。しかしレースはこれでは終わらない。給油の際に2位までポジションを回復した高橋潤選手か鮮やかにパス。そのままトップゴールで勝ち上がる。勝ち上がりは2位ゴールの狩野和之選手、3位ゴールの草野真也選手と、4位の選手。残りの1つは粘りの走りでポジションを4位まで回復した佐々木明選手であった。
Aメイン
予選で圧倒的な速さを見せた大友友則選手が決勝でどのような走りを見せるかに注目が集まった。スタートから好調を持続する大友友則選手を追うのは中野進選手とBメインからの勝ち上がり佐々木明選手。限界ぎりぎりの走りで追い上げる佐々木明選手とレース巧者ぶりを発揮する中野進選手であったが、どうしても大友友則選手には届かない。7分を過ぎたあたりからポツリポツリと雨が降り始め続行か否かの判断に4分ほどかかったが、コース上でスピンするマシンが増えてきたこととノーコンによる事故が危惧されたので11分をレースタイムとして、レースを終了した。1位は強さを見せた大友友則選手、2位には中野進選手、3位はBメイン勝ち上がりの狩野和之選手となった。



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抽選会
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