ORC第7戦
2005/10/30
天候:晴れのち雨
気温:14℃

540クラスリザルトORCクラスリザルト
23tクラスリザルトGPクラスリザルト



毎週末の雨で延び延びとなっていた、シリーズ戦第7戦が10月30日に行われ、過去最多、42エントリー、37名の参加者で競われた。前日までの雨の影響が残り当日は肌寒い上に風が強くタイヤの選択に悩まされる選手が多かった。またGPクラス、ORCクラスの決勝前には雨が降り始め、決勝レースは行われず予選の結果でのリザルトとなってしまった。

540クラス予選
遠山功博選手、 草沢真也選手が初出場。また小学生の佐々木龍聖選手と大友匠選手のレースデビューとなり全13名の参加者で競われた。年間王者に大手を掛けている中鉢和良選手、過去優勝選手の熊谷直人選手のPP争いとなる。スタートから一人別次元の速さを見せる第1ヒートの中鉢和良選手を第2ヒートから追う熊谷直人選手。1ラウンド目では他車との接触でタイムロスをしてしまった熊谷直人選手であったが、今度は2ラウンド目で中鉢和良選手が接触による転倒を喫する。このチャンスを活かすべく猛チャージを見せる熊谷直人選手であったが今一歩及ばず、PPは中鉢和良選手が獲得する。

23tクラス予選
米木宏聡選手、佐藤和義選手、斉木力選手が初出場。全7名の参加者で競われた。過去、優勝経験者が3名と激戦が予想されたが、第1ラウンドから飛び出したのは第2戦で脅威のラップを叩き出した伊藤雄二選手だった。続くのは三浦浩幸選手、鈴木祐輝選手。前戦優勝の中鉢伸雄選手はタイヤの選択を誤り、コースアウトの末リタイア。第2ラウンドは計測ミスが多発し予選有効となったのは、伊藤雄二選手、三浦浩幸選手、米木宏聡選手、中鉢伸雄選手のみ。しかし、伊藤雄二選手はベストラップを狙う渾身のアタックを開始。あわや16秒台というスーパーラップを記録する。第3ラウンド、ポンダーをサーボ上に設置してしまったためカウントミスがあった伊藤雄二選手だが、とうとう16秒台に入れる。三浦選手、鈴木祐樹選手が周回数更新を狙いアタックするも1ラウンド目伊藤雄二選手の記録に届かない。結果、PPは伊藤雄二選手。2番手に鈴木祐樹選手、3番手に三浦選手となった。

GPクラス予選
相沢啓一郎選手、鈴木達也選手、宍戸義則選手、加藤勇選手が初出場。過去最多の18名が参加。予選は3組に分かれ行われた。シリーズポイント争いが拮抗するGPクラスだが思わぬ伏兵が登場した。初出場した鈴木達也選手と相沢啓一郎選手が第1ラウンドからコースレコードラップを含めるダントツの速さを見せる。特に鈴木達也選手は16秒台に手が届きそうな勢いだ。鈴木達也選手、相沢啓一郎選手はともにスポンジタイヤを装着している。一方ゴムタイヤ装着の大友友則選手も自己ベストを更新し、17秒台に入れてくるが及ばない。第2ラウンドでもスポンジ勢が大活躍しPP争いは鈴木達也選手と相沢啓一郎選手に絞られる。結果、コンスタントな速さを見せた相沢啓一郎選手がPPを獲得、僅差で鈴木達也選手、ゴムタイヤの大友友則選手が3位、中鉢和良選手が4位となった。

ORCクラス予選
菅原正富選手が初出場。計4人の参加。前戦優勝の中鉢伸雄選手と鈴木秀明選手のPP争い。第1ラウンド1周目に中鉢伸雄選手がインフィールド入口で痛恨のミス。鈴木秀明選手に先行を許してしまう。この後、コースレコードラップを含める必死な追い上げを見せるものの、細かいミスを多発し届かなかった。
2ラウンド目は3周目に中鉢伸雄選手が鈴木秀明選手をパスするとリズムを崩した鈴木秀明選手がクラッシュからピットインしてしまう。「ばとるしたいなぁ」とボソッと言った佐々木明選手の誘いに負け中鉢伸雄選手がまさかのスローダウン。菅原正富選手を交えて3台でポジション争いを繰り広げる。ギヤ比のキツイ佐々木明選手をインからアウトから揺さぶる中鉢伸雄選手だがレース巧者の佐々木明選手を抜ききれない。結果、第1ラウンドの鈴木秀明選手の記録がトップとなりPP。2番手に中鉢伸雄選手、3位佐々木明選手、4位菅原正富選手となる。

540クラス決勝
Bメイン
今シーズン3回目のBメイン決勝。このメインの上位2位はAメインに勝ち上がることが出来る。スタートで絡んだ1番手スタートの佐々木桂選手が4番手までポジションを落としてしまう。トップで帰ってきたのは3番手スタートの三浦康裕選手だった。1分半、トップを走った三浦康裕選手だったが、2位に順位を上げてきた佐々木桂選手と絡んでしまう。ここでトップに立った斉木力選手であったが次の周、三浦康裕選手、佐々木桂選手に交わされてしまう。激しいトップ争いが行われている中、三浦康裕選手が痛恨のクラッシュ!マシンにトラブルを負ってピットインしてしまう。これで楽になった佐々木桂選手が順調に周回を伸ばし、トップチェッカー。斉木力選手が2位で勝ち上がりを決めた。レースデビューの佐々木龍聖選手、大友匠選手も今後の活躍を予感させる走りを見せた。


Aメイン
シーズン制覇に大手を掛けている中鉢和良選手がスタートから独走。しかし、2位以下はインフールド入口で起きたマルチクラッシュのため大混乱。2番グリットスタートの熊谷直人選手はなんと6位まで順位を落としてしまう。うまく混乱を掻き分け2位には鹿野健一選手があがる。が、自力に勝る熊谷直人選手は1分を経過する頃には2番手までポジションを回復してきた。しかし、トップを行く中鉢和良選手は遥か彼方を爆走中。とても届く距離に無いと判断した熊谷直人選手は冷静な走りに徹し2位をキープする。白熱したのは3位争い。ギヤ比で有利なTT01を駆るBメインから勝ち上がりの佐々木桂選手を軸に遠山功博選手、鹿野司選手、曽根政弘選手で繰り広げられる3位争いはリズムを掴んだ佐々木桂選手が終盤で逆転し3位を獲得した。
全車を周回遅れにし貫禄を見せた中鉢和良選手が優勝し、シリーズチャンピオンを決めた。2位には3位以下を引き離した熊谷直人選手が入った。




23tクラス決勝
スタートからぶっちぎりの速さを見せる伊藤雄二選手。2番手以降に十分なマージンを築く。2番グリットスタートの鈴木祐輝選手は1周目に三浦浩幸選手に交わされてしまう。米木宏聡選手は2周目、スタートをミスした中鉢伸雄選手に交わされ5位に。3分過ぎ、中鉢伸雄選手のマシンにトラブルが発生しそのままリタイヤしてしまう。レース終盤。バッテリーダウンからラップタイムの伸びない伊藤雄二選手の背後に三浦浩幸選手が迫る。しかしここでタイムアップ!
予選からダントツの速さを見せた伊藤雄二選手が悲願のORC初勝利を収めた。2番手には三浦浩幸選手。3番手は鈴木祐輝選手だった。




GPクラス決勝/ORCクラス決勝
23tクラス決勝を終え、GPクラスCメイン決勝の準備を進めていると雨が降り始めてしまった。
雨脚は弱くなることなく降りつづけ、決勝をキャンセル。予選の順位をリザルトとした。

各クラストップ賞 一日走行券(540クラスは前年度勝者のためソレックス32Rとした。)

抽選会
プロトフォーム社製ボディ各種系 計5枚
各社タイヤ 計24組
シミズホイール 計4台分
一日走行券 4枚
鬼の庄お食事券 2枚
目の湯入浴券 2枚
その他

540クラスシリーズチャンピオン:中鉢和良選手
副賞:ORCクラス参戦セット(ヨコモPROSTOCK27Tモーター、ライドST−1タイヤ2セット)


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